チェーンソーを使うならキックバックに注意が必要です。
最悪の場合、死ぬかもしれないので、その危険性について動画で紹介します。
キックバックとはどんなものか?
キックバックというのは、チェーン回転の力によりチェーンソーが跳ね上がる非常に危険な現象です。
言葉で説明するより動画でみた方が分かりやすいです。
チェーンソーが上に跳ねているのがわかります。
この跳ね上がる力はエンジンの動力に起因しているので、人間の力で完全に押さえつけられるものではありません。
キックバックの原因
キックバックが起こる原因は、チェーンソーの刃が接触する位置に関係します。
ガイドバー先端(丸みのある部分)の上半分だけが対象に接触すると、キックバックが起こります。なのでここを「キックバックゾーン」と呼んだります。
↓赤◯部分
思いっきりキックバックさせた場合
先程の映像ではプロの方が意図的にキックバックさせているので、その力を予測して体である程度受け流されています。なのでキックバックも軽微な感じ。
恐いのは意図せずにキックバックが起こった場合。
そのときにチェーンソーをしっかり腕、足、腰など体全体で保持できていれば、反動も受け止められるので跳ね上がりは軽微だと思います。
けれどチェーンソーが完全にフリーの状態(腕だけで軽く支えているとか)だとどうなるか。
それがこちら↓
この映像では、チェーンソーのキックバックを再現する装置をつかっています。
フルスロットルのチェーンソーの先端に板を接触させ、キックバックを再現させています。
(鳥取県にある「Gut Holz(とっとり林業技術訓練センター)」で見学させていただきました)
キックバックの怖さがよく分かります。
まとめ:キックバックで事故を起こさないために
僕自身、再現装置のような強烈なキックバックを経験したことはありません。
(ほとんどは1つ目の映像の軽微なキックバックです)
けれど可能性としては十分起こり得るので、
- キックバックゾーンに当てないよう注意する
- 無理な姿勢でチェーンソーをつかわない(特に高い位置)
- しっかり目立てをしておく
- 周囲に人がいないことを確認してチェーンソーを扱う
- 安全装置(チェーンブレーキ)が正常に作動するか確認しておく
ということを、自分でルール決めして遵守するのが重要です。
おしまい。
いくつか動画を拝見させていただきました。
初めまして、当方伐採業の管理をしている会社に勤めているものです。
伐採作業に実際に従事している作業者の教育にきこりやろうさんの作成した動画を使用したいと思いコメントさせていただきました。
突然すぎて何?と思うかもしれませんね・・・
林業又は伐採作業において災害が多く、私の所属している部署でも伐採の作業が大変多く、作業員や伐採師の方の教育・再教育等含めとても分かりやすい動画なので使用させていただければと思います。
今のところキックバックに関する動画を使用したいとおっもています。
検討の程宜しくお願いします。