タイトルのとおり、作業中にチェーンソーパンツを切ってしまいました…。
切ってしまった状況や原因について、反省の意味を込めてメモします。
チェーンソーパンツを切ってしまいました…。
左足の側面、太ももの真ん中あたりを切りました。
表面の生地が一直線に切れていて、中の防護繊維までは達していませんでした。
切れたのはチェーンソーパンツだけで怪我はしていませんが、事故です。
もしもチェーンソーパンツを履いていなければ大怪我していたかも。
切れたときの状況
状況としては「いつのまにか切れてた」という、いちばん良くないパターンです。
2つ、切れたときの状況を考えてみます。
①「木を切っている最中」に左足を近づけすぎたかも
今回「巻き枯らし」という木の皮を剥ぐ作業をしていました。やったのは初めてです。
木の幹の周りにぐるっと切れ込みを入れていくんですが、これがけっこう難しくて苦戦しました。
普段こんな場所に薄く切り込むことはないので、どう切っていけばいいかよく分からず、悩みながらチェーンソーを扱っていました。
そこでガイドバーの上側(背)を使って水平に切り込んでいるときに、切ることだけにとらわれて、ガイドバー の下側(腹)に左足を近づけすぎて刃に接触したのかもしれません。
②「刃の回転が止まりきらない状態」で左足に近づけすぎたかも
こちらが原因としては濃厚です。
チェーンソーをラクな姿勢で持とうとする場合、僕はよく左手でフロントハンドルを持って、左足にチェーンソー本体の重さを預けます。
切る作業をやめてその姿勢をとろうとしたとき、刃の回転が止まりきらない状態で左足に近づけすぎたのかもしれません。
切ってしまった原因と今後の対策
ひとことでいえば「慣れ」です。
3年ちょっとチェーンソーを扱ってきてとくに事故がなかった、そんな自分のチェーンソーワークへの過信だと思います。
今後の対策
- 慣れない作業でチェーンソーを使うときは、「刃の位置」と「体の位置」をいったん確認してから刃を回転させる。
- チェーンソーの刃が確実にストップしてから、チェーンソーを保持している姿勢を崩す。
- 足場が悪いところや少し長い距離を移動するときは、チェーンブレーキをかける。
②に関しては当たり前のことですが、これも「まあ大丈夫かな」って意識で出来ていないことがありました。ダメですね。
③のチェーンブレーキについては「右手を離してスロットルトリガーを引かなきゃ大丈夫」という考えでやってましたが、安全意識と慣れ防止のためにチェーンブレーキを使うようにします。
切ってしまったチェーンソーパンツは使わない
少し悩みましたが、切ってしまったチェーンソーパンツはいっさい使わないようにします。
モンベルのチェーンソーパンツは安いほうですが、それでも2万円以上します(ほぼ新品だったのでもったいない)。中身の防護繊維が切れたわけじゃないので「表の生地を縫えば履けるじゃん」という誘惑にかられてしまう…。
たぶんそういうところから意識が緩んでいくんだろうなーと考えを改めて、戒めとしてどこかに飾っておきます。
さようならプロテクションライトロガーパンツ、短い付き合いでした。
まとめ:切ってしまってある意味良かったと思うこと
今回初めてチェーンソーパンツを切ってしまい、正直めちゃくちゃ萎えました。
けれど、自分のチェーンソーワークや安全意識を見直すきっかけになってくれたので、これはとてもポジティブなことです。
なによりチェーンソーパンツを履く重要性の再認識。
「数万円で命が助かるならめちゃくちゃ安い」というのが言葉では理解していたけど、やっと腹落ちした感じです。
以上、チェーンソーパンツを切って考えたことまとめでした。この記事が何かの参考になったら幸いです。
おしまい。