僕の使っているチェーンソーは、「共立CS42RS/40RV21」です。
ソーチェーン(刃が付いた回転するチェーン)は「オレゴン」製。
ソーチェーンの刃は、切ったり研いだりを繰り返すといずれなくなります。
けれど新しく買おうにも、サイズや種類がいろいろあってかなり分かりにくい。
オレゴン製のソーチェーンについて、選び方を調べたことをまとめてみます。
既存のソーチェーンと同じものの選び方
単純に、いま付いているソーチェーンと同じものを買いたければ、それを見て情報を調べます。
必要な情報は下記の3つ。
- カッターの形状
- ドライブリンクに刻印されている数字
- ドライブリンクの数
このソーチェーンの場合は下記のとおり。
- カッターの形状は「マイクロチゼル」
- 刻印されている数字は「21」
- ドライブリンクの数は「68」
オレゴンの公式サイトで調べると、「21」は2種類ありますが、刃の形状が異なります。
- 21BPX(マイクロチゼル型)
- 21LPX(チゼル型)
※外部リンク>>ソーチェーン:オレゴン
なのでソーチェーンの型式は「21BPX」。
これにドライブリンクの数「68」を加えたものが、実際に販売されている品番になります。
品番の記述としては「21BPX-68E」。
これを買えばいいです。
最後の「E」という表記はパッケージの違いを表しています。
パッケージは下記の3つがあります。
- ループチェーン(小箱入りパッケージ、上の写真)
- ECタイプ(量販店用のパッケージ)
- リールチェーン(自分でカットしてつなぐ、まとめ売りの長尺チェーン)
自分でソーチェーンをつなぐための道具とスキルがあれば、リールチェーンで買ったほうが1本あたりの単価は安いです。
複数人で大量に使うのであれば、リールチェーンはありだと思います。
※ちなみに型式を調べる方法として、チェーンソーのメーカーと型式が分かっていて、純正のガイドバーとソーチェーンをつけている場合。
それならオレゴンの「ソーチェーン適用表」をみれば一発で分かります。
※外部リンク>>ソーチェーン適用表:オレゴン
ソーチェーンの種類や用途からの選び方
ソーチェーンにはいくつか種類があって、性能も違ってきます。
これもオレゴンの公式サイトで用途別に分かりやすく説明されています。
※外部リンク>>作業目的から選ぶ:オレゴン
じゃあ長さ(ドライブリンクの数)さえ合わせればどれでも付けられる、というわけじゃない。
ソーチェーンの種類 & ガイドバーの種類
この組み合わせが合致しないとだめです。
ソーチェーンのもう2つの情報が必要
そのために、加えて必要になる情報が「ゲージ」と「ピッチ」。
- ゲージ:ドライブリンクの厚みのこと。ガイドバーの溝とほぼ同じ幅です。
- ピッチ:ソーチェーンの長さサイズの1つ。「リベット」と呼ばれる丸い軸部分の「3つ分の長さの1/2」がピッチになります。
この2つの情報は、ガイドバーとソーチェーンともに調べればすぐ分かります。
例えば僕の持っているハードノーズバー(共立)を見ると、以下のように記述されています。
「058」はゲージの数値。「325」はピッチの数値です。
ソーチェーンは品番とセットで、ゲージとピッチの記載があります。
↓「21BPX」はこんな感じ(オレゴンHPより引用)
ゲージとピッチは同じ。なので「21BPX」はこのハードノーズバーに取り付け可能、ということが分かります。
そのほかにも「21LPX(チゼル型)」「M21LPX(超硬ソーチェーン)」が取り付けできます。
数値が合わない場合
例えば「21BPX」より軽量のソーチェーン「95VPX」を取り付けたい場合。
これはゲージのサイズが違ってきます。
- 21BPX : .058″(1.5mm)
- 95VPX : .050″(1.3mm)
0.2mmだけ小さい。それがどれほど影響するのか分かりませんが、先ほどのハードノーズバーには付けないほうが無難だと思います。
諦めてガイドバーに適合するソーチェーンを選ぶか、ソーチェーンに適合するガイドバーもセットで買うか、のどちらか。
オレゴンでもハスクバーナやスチールと互換性がある
オレゴン以外にも、チェーンソーメーカーである「ハスクバーナ」「スチール」はそれぞれのソーチェーンがあります。
↓ハスクバーナのソーチェーン(手書き表記は関係ありません)
これらはオレゴン製と互換性があります。
たとえばこのハスクバーナのソーチェーン。
ドライブリンクに「25」の刻印がありますが、これはオレゴン「21BPX」と互換性があります。
下記サイトに詳しく紹介されています。
※外部リンク>>ソーチェーン 適合表(ハスクバーナ):サンキョウ
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以上、ソーチェーンの選び方について簡単にまとめてみました。
ややこしい…。
おしまい!