チェーンソーのガイドバーを新調するとき、
- 規格の違うソーチェーンを使いたいから(刃の規格の理由)
- もっと長いor短いガイドバーを使いたいから(長さの理由)
の2つの理由があります。
長さの理由でガイドバーを新調する場合に気をつけるのは、有効切断長さ(実際に切ることのできる長さ)を確認すること。
結論を言えば、メーカーによっては「ガイドバーサイズ表記」と「有効切断長」には誤差があります。
以下、例を上げて説明します。
チェーンソーのガイドバーの長さ=有効切断長でないことも
たとえば40cm(16インチ)の木を切りたくて、長めのガイドバー45cm(18インチ)が欲しいとします。
では45cm(18インチ)表記のガイドバーを買えばいいのかというと、メーカーによっては短くなってしまう場合があります。
ハスクバーナはガイドバー表記より短めの長さ?
実際に短い例ですが、僕が所有するハスクバーナ560XP。
これに装着しているガイドバーは下記の仕様。
- メーカー:ハスクバーナ
- 45cm18インチ
- 軽量スプロケットノーズバー
- .325ピッチ/.058ゲージ
表記どおり有効切断長も45cmあると思っていましたが、測ってみると
スパイク先端から刃先まで40cmしかありません。
これだと先の要件を満たさないことになります。
共立のガイドバーは表記どおりの長さ?
もう一つ例として、表記どおりの長さの場合。
チェーンソーは共立CS42RS、ガイドバーの仕様は下記の通り。
- メーカー:共立
- 16インチ(40cm)
- 軽量スプロケットノーズバー
- .325ピッチ/.058ゲージ
これはスパイクから刃先まで、表記どおりきっちり40cmあります。
つまりこの場合16インチも18インチも、有効切断長は同じ16インチ(40cm)です。
スパイクのサイズの違いもありますが、海外メーカーはざっくりで、国産メーカーはきっちりのサイズなんでしょうか?
チェーンソーのガイドバー有効切断長の測り方
そもそも「有効切断長の測り方」が合っているのか気になったので、専門店に問い合わせてみました。
回答としては、
チェンソー本体の前部から、ガイドバー先端のソーチェン先端部(カッター先端部)までの長さ
つまりスパイクは含みません。ハスクバーナの例だとたぶんこんな感じ↓
これだとまあ18インチ(45cm)かなーという(それでもやや短い)。
補足として「メーカーによって有効切断長の基準はやや異なる」とのことでした。
なので海外メーカーはざっくり、国産メーカーはきっちりというのはあながち間違いではないのかもしれません。
ガイドバーの長さ参考記事
スチール専門店のブログにとても参考になる記事がありました。
そこでは40cmのガイドバーについて、有効切断長が35cmになる例が解説されています。
正直読んでもかなりややこしい内容で、要はプロに質問するのが確実です。
まとめ:ガイドバーの長さと有効切断長の兼ね合いはチェーンソー専門店に聞くしかない
有効切断長は注意しないと気づかないポイントです。
もし「短そうだからもう少し長めにしとこうか」という場合、排気量やソーチェーンの兼ね合いも出てきます。
親切なネットショップでは、有効切断長を記載しているところもありました。
それでも気になれば(僕は気になりました)専門店に相談すれば教えてくれるので、一度聞いてみるのが良いと思います。
おしまい。