【伐倒】受け口どのへんにつくろうかなーと迷わないために、最初に追い口の高さを決める方法と考え方。

木の切り方

木の伐倒には、必ず受け口追い口を根元付近につくります。

参照:【林業】いちばん基本的な木の倒し方「追い口切り」と、木が倒れるしくみ

で、伐倒方向を決めて、いざ受け口をつくろうとしたときに迷うのが、

「・・・どのへんの高さにつくればいいんだ?」

ということ。

その考え方と手順について書きます。

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まず決めるのは「追い口の高さ」

位置決めの順番は基本「追い口から」です。

理由はチェーンソーの取り回し範囲の確認のため

どんなに受け口を正確につくれても、「追い口を入れたい位置に障害物があって思うようにつくれなかった…」では意味がありません。

 

とくに追いヅル切りをする場合、追い口のはじめに突っ込み切りをします。

参照:【伐倒】追い口切りより安全で確実な「追いヅル切り」

突っ込み切りはチェーンソーを差し込む方向を移動させながら行うので、チェーンソーの取り回し範囲が広いです。

なので確認していないと、思うように突っ込み切りができない場合もあります。

 

まず追い口を入れるイメージを描き、実際にチェーンソーの取り回しが問題なくできるかを確認して、大丈夫ならその位置に印をつける。

そして受け口の位置、という考え方です。

 

「追い口の高さ」以外の基準

あたりまえですが、木は根元に近いほど太いです。

太い場所から切ったほうが良い理由は2つあります。

①材積がかせげる

単純に材積が大きくなるのでなので、用材やチップ材として出荷する場合に有利です。

根本の曲がりを切り落とす前提であれば考えものですが、「木材の有効利用」という観点ならできるだけ下からきるべきです。

②伐倒にも有利

太い部分に受け口と追い口とつくるということは、それだけしっかりしたツルがつくれます。

くわえて追い口のスペースも長く取れるので、クサビを奥まで打ち込みやすくなります。

「ツルの安定」「クサビのスペース」という点で有利になります。

 

位置決めの手順

手順は簡単、印を3つチェーンソーでちょんちょんと入れるだけ。

①チェーンソーの取り回し範囲を確認し、追い口の始点にチェーンソーで印

(追いヅル切りの場合は突っ込み切りする位置に印)

 

②バーを平行にずらして、受け口側に印

 

③伐根直径から追い口の高さを計算して、受け口下切り位置に印

(※追い口の高さ計算は、伐根直径の15〜20%)

 

この印をもとに、受け口と追い口をつくります。

 

斜面での下方伐倒では必ずやるべき

例えば斜面にある木を下方に倒す場合。

受け口をできるだけ下につくって、いざ追い口を切ろうとしたら、そこが地面だった…みたいなケースがあります。

追い口の位置から決めていれば、まず起こらない失敗です。

 

 

・・・

この手順を習ってから、いつも感覚で決めていた「迷い」が1つなくなりました。

とても簡単で便利なやり方だと思います。

 

おしまい!

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