こんにちは、がっちょです。
細い木を切るとき、クサビで重心移動させるのって、意外とむずかしかったりします。
理由は単純で、クサビを打ち込むスペースがなさすぎるから。
- ガイドバーを差したままだと後ろからクサビを打ち込めない
- 追いづる切りしようにも後ろづるを残せない
など、「重心移動させたいのにクサビを打ち込めない!」ってことがあります。
その解決策としてまず追い口からつくる方法があるので、かんたんに説明します。
細い木をクサビで起こすには、まず追い口からつくる
受け口をつくる前に、まず追い口から切り込みます。
注意するポイントは2つ。
伐倒方向の照準
伐倒方向の照準が合わせづらいので、ガンマークで狙います。
ガンマークを伐倒方向へ向けながら切り込んでいきます。
刃の向きは背・腹のどちらかやりやすいほうでいいと思います(僕は写真のとおり背)。
切り込む深さに注意
受け口をつくっていないので、切り込む深さの目安がありません。
少し切りすぎても倒れることはありませんが、受け口のスペースがせまくなります。
逆に浅すぎるとクサビを深くまで打ち込めません。
半分まで切り込んだら、そこから慎重に目的の深さまで切りすすめます。
追い口をつくったらクサビを打ち込む
追い口をつくったらクサビを打ち込みます。
深く打ち込みすぎると前方に傾いて、受け口づくりのときにガイドバーが挟まれるリスクが高まるので、浅めに打ち込んでおきます。
最後に受け口をつくる
最後に受け口をつくります。なれないとむずかしいです。
ポイントは2つ。
ツルになる部分に目印をつける
ツルを平行に残すため、切りすぎないためにも、目印を両サイドにつけます。
両サイドの目印をもとにガイドバーが平行になるようセットして、斜めから切り込んで行きます。
受け口はなるべく小さめにつくっていく
重心によっては受け口の作成途中に前方に傾いてくるので、ガイドバーが挟まれるリスクがあります。
なのでなるべく小さめにつくりながら、木の傾きを見て徐々に大きくしていきます。
完成したらクサビを打ち込んで倒します。
まとめ:慣れるまではむずかしい
追い口からつくるのは逆の順序になるので
- 伐倒方向の照準
- 追い口の深さ
- 残すツル幅
など、けっこう慣れないとむずかしいです。僕は受け口を切りすぎて失敗したことが何度かありました。
慣れないうちはチョークなんかで補助線を引きながらやるのが安心です。
以上、おわりです。