こんにちは、がっちょです。
丸太をつかった伝統的な焚き火道具「スウェーデントーチ」。
これ、いろんな形や作り方があるんですが、丸太じゃなくても似たものが作れます。
「チェーンソーがない」「丸太もない」といった場合でも大丈夫。
この記事ではめっちゃ簡単な「角材」と「電動ドリル」で作る方法を紹介します。
(着火方法も楽チンです)
角材と電動ドリルでスウェーデントーチを自作してみる
準備するものは2つです。
適当な太さの角材
ホームセンターで売ってる角材で作ります。
- 太さ:9cmくらい
- 長さ:20cmくらい
樹種はスギとヒノキどちらでもOK。スギのほうが安いです。
大した大きさじゃないので「端材がどこかでもらえる」とかならそれを利用しましょう。
角材のメリットはどこでも手に入るのと、乾燥しているので作ったらすぐ燃やせます。
電動ドリル
角材の穴あけで使います。
穴あけ工具は「ドリルドライバー」が速度調節できて作業しやすいですが、「インパクトドライバー」でも大丈夫です。
僕はバカでかいドリルドライバーとドリルビットを使っていますが、こんなにでかい必要はまったくありません。片手持ちの工具で十分です。
ドリルビットのサイズとしては
- 刃の径:30mmくらい
- 刃の長さ:140mmくらい
穴が小さすぎると燃えにくいので、30mmくらいの径の大きなドリルビットを使いましょう。
長さについては横穴の高さを調整できるので、も少し短いものでも大丈夫です。
角材にドリルで「縦穴」「横穴」を開ける
作り方はめっちゃ簡単。
スウェーデントーチの形としては、縦穴と横穴を開けて煙突のような形にします。
縦穴を開ける
角材の中心にまっすぐ穴あけしていきます。かなり抵抗が大きいので、足でしっかり挟んで固定します。
貫通はさせず、上から3/4くらいまでで止めます。
↓ひき肉みたいな木クズが出てくる…
横穴を開ける
縦穴の終わりと交わるように、横穴を開けます。
これも貫通させず、縦穴と繋がるとこでストップします。
はい、これで完成です!
縦穴の深さ(横穴の高さ)は上にずれてもOK。
ロウソクを横穴に入れて着火できる
着火の方法もめっちゃ簡単。
火をつけたロウソクを横穴に入れます。これだけ。
ロウソクが長すぎると上手く置けないので、適当な台に乗せましょう。
5分くらいすればだんだん煙が上がってきて、木に燃え移りはじめます。
10分くらいで炎が立ち上ります。
あとはほっとけば火力が上がって、めっちゃいい感じになります。
切れ込みタイプのトーチと違って、ロウソクみたいな縦長の炎。
燃焼時間は短め
燃焼時間は短めで、しっかりした炎が見れるのは30分くらい。
あとはだんだん小さくなっていって、鎮火まで1時間くらいってとこです。
料理するなら穴をふさがないこと
このトーチでお湯を沸かしたりスキレットを乗せたい場合。
直接上に乗せると穴をふさいでしまうので、
- そのへんの石ころ
- かすがい(コの字の釘)
なんかで簡易に五徳をつくりましょう。
ただこのトーチの火力だと、料理するには弱いかもしれません。
まとめ:ミニサイズのトーチとしていい感じ
丸太じゃないので「見た目微妙かな〜」と思ってましたが、けっこういい感じのスウェーデントーチになりました。
角材でもぜんぜんあり。着火もめちゃくちゃ簡単です。
トーチの形としては煙突型なので、ロウソクのようにゆっくり縦長の炎になります。
豪快な炎が好みなら、がんばってノコギリで縦に切れ目を入れるか、4本組み合わせて針金で縛れば、角材でもできます。
大工仕事のDIYのついでにでも、ためしに端材で作ってみてはいかかでしょうか。
・・・
以上、角材のスウェーデントーチ作りでした。
おしまい。