サクサクは高性能PCだけじゃない。
4月も終わりになり、雑草どもの勢いが尋常ではありません。借りた一軒家の周りにこれでもかと生い茂ってきて、これでは雑草の海に飲み込まれてしまう(かも)。
手で抜き取るなんて量的にありえない、でも草刈り機(正確には刈り払い機)は持ってないし、職場から借りてくるのもめんどう。
ということで、シンプルに鎌で刈ってみることにしました。
近所(といっても20kmくらい先)のホームセンターで、奮発して2,000円くらいの鎌を購入。硬い草・柔らかい草の兼用とのこと。社会人になって初めての「マイ鎌」です。切れなくなったときのために砥石も購入。
第1ラウンド、家の周り
軒先が目立つので、コテ試しに刈り取ることに。やってみるとすんごいサクサク切れる!楽しい!開始5分で左手中指先を刈り取るアクシデントに見舞われながらも、30分ほどで終了。
第2ラウンド、納屋の周り
指を切った以外は順調なので、続いて納屋の周りの雑草を片付けることに。こちらは範囲が広かったので、車の駐車スペース分を刈り取る段取りで実行。1時間半ほどで終了。
第3ラウンド、家のとなりの畑
最後に、耕してなにか植えようと計画している畑へ。しばらく耕作されていない様子で、枯れたセイタカアワダチソウの隙間から新たな雑草どもがバカみたいに伸びています。
こちらは3時間ほど格闘。全部はさすがに使わないので、面積の1/3を刈り取りました。続いて管理人のおばあちゃんから借りたクワで30分ほど土起こし。
結局、休憩をはさみながら5時間くらい草刈りをやりました。草刈り機なら鎌の3分の1の時間もかからないんじゃないかと思うけれど、人力でも充分できました。鎌も悪くないし、みるみるキレイになっていくのはすごく気分がいい。
ただ、クワで耕すのはもうめちゃくちゃ疲れるので、これが限界。ああ、トラクターほしい…。
草刈りも立派な「自分ができること」
田舎にいると、集落単位での草刈りがあるようです。くわえてもちろん自宅の周りも草刈りが必要。なので「草刈り」というのは田舎ではけっこう重要な仕事です。
引っ越してきてから、お米をもらったり、食事をごちそうになったり、農具を借りたり。そのお返しを考えたとき、僕は差し出すものがほとんどなくて困っています。
けれど、大した料理ができなくても、草刈り機がなくても、鎌1本さえあれば草刈りができる!そんな謎の自信がつきました。
「お返しに、僕は草刈りしますので、いつでも言ってください」
「鎌しか持ってない?話にならねえな」
とかもし言われたら、真剣に草刈り機購入を検討しますが(まあ借りればいいんだけど)。
後日、畑の残りの2/3も草刈りすることに
中途半端にのこってたら気持ち悪いなーということで、結局全部刈りました。
長尺の草に思わぬ苦闘を強いられたため、鎌をパワーアップ。納屋で朽ちていた金属の物干し竿を、鎌の柄にジョイントさせてリーチを伸ばす。
作業範囲が伸びるのと立ち姿勢で作業できるので効率アップ。デメリットとして草を根元から刈り取る精度はダウン。しばらく使ってから砥石で切れ味も修正。
今回は3時間で2/3が終了。土手も含めて全部草刈りができました。
やってみて感じた草刈りの楽しさは、劇的に見栄えがスッキリすることでした。片付け好き、掃除好きにはたまらない仕事かも。
おしまい。