お酒のせいで野宿にいたった思い出です。
(↑道端で泥酔し、ふと我に返る女性-ぱくたそ)
…というか消極的野宿についてはこちら
>>【野宿やったことない人向け】本から入る野宿、消極的『野宿入門』のすすめ
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会社につとめていたころ、お盆休みの前に飲み会があった。
しこたま飲んで酔っ払い、21時すぎに電車に乗って一人で帰った。
僕のアパートはそこからたった1駅。けれど中でうとうとしてしまい、だいぶん過ぎた頃に気がついて、最寄りの駅で降りた。
そこから反対方向の電車を待ち、それに乗って降りるはずの駅を目指した。けれどまたうとうとしてしまい、1駅こえて終点についてしまった。そこは最初に乗った駅だった。
さてここからは先の繰り返し。
【下り】乗る→寝る→降り過ごす→どこかで降りる
【上り】乗る→寝る→降り過ごす→最初の駅で降りる…
これを合計2往復やってしまい、最後に乗った電車でどこかの終点にたどり着く始末。さらに車掌さんに起こされるというアレをやってしまった。そして終電。
しかし運のいいことに、たどりついた駅はなんと地元。
25時近くだったけれど、ためしに友達に電話してみた。もちろん出ない。実家に電話してみる。もちろん出ない。妹に電話してみる。もちろん出ない。
…あまりに眠い。田舎なので駅にはもう誰一人いない。ためしに近くの植え込みの影に身をひそめて横になる。なるほどわるくない。
それから朝までぐっすり眠れた。
そして始発のころに目覚めて電車に乗り、ようやく目的の駅で降りることができた。3分で着くはずが8時間くらいかかった。けれど元気一杯だった。
おしまい。
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