10月初旬、ちょっとしたアルバイトのため山口県岩国市に行きました。
ところで、岩国の観光名所といえば「錦帯橋(きんたいきょう)」。
5つの橋と4つの橋脚(土台部分)からなる、木造アーチ型の美しい橋です。その全長は200m、幅5mとかなり大きい。
アルバイト先からはもう目と鼻の先だったので、仕事が終わったあとに今回初めて渡ってみました。
だいたい想像がつくけど・・・
そもそも錦帯橋には前職で何度か訪れていましたが、一度も渡ろうと思いませんでした。
なぜなら想像がつくから。
当たり前ですが、ただ橋を渡るだけです。200mなので5分もあれば渡りきれます。
それにどれほどの意味があるのか、岸から眺めていればいいんじゃないか、がっかり名所の候補にあがるのも仕方ないんじゃないか…。
なんてゴチャゴチャ考えてましたが、まあいいかと300円払ってさっさと渡ることにしました。
橋は往復できる
入場券を買うとき、「戻ってくるときに入場券を確認するので無くさないでくださいねー」と注意されました。
そうか、往復できるんだ。
考えて見れば当然でしたが、対岸には何があるのか、対岸から見える景色はどんなだろうか、なんて想像してもいませんでした。
僕が渡ったのは東側(岩国駅や観光協会がある側)からです。
岩国の歴史を読むと、昔は城下町として栄えたみたいです。錦帯橋がかかっている錦川を天然の外堀として、
・西側の横山地区:諸役所や上級武士の居住区
・東側の錦見地区:中下級武士や町民の居住区
として構成されました。錦帯橋ができた理由は、西と東の交通の便をはかるためです。
岩国藩は城下町形成の過程で、防御に重きをおいたために、一つの不便な点がありました。それは、錦見地区に住む中下級武士は、藩政の中心である横山地区へ行くために、幅200m の錦川を渡る必要があったことです。
橋は、城下町が造営された当初から架けられていたと思われますが、出水により度々流失し、藩政に与える影響は深刻でした。
引用:錦帯橋HP(歴史第1章)
なので対岸は、城下町の中核をなしていた地区になります。
渡ってみた感想(往路)、想像どおり
かなりゆっくり歩きましたが、10分もせず渡りきれました。感想は「うん、想像どおり」という感じ。
ただ、この日は天気がとてもよくて、橋の上から錦川を眺めるのは気持ちよかったです。
↓アーチ型なのでけっこう歩きにくい。
↓東側に見える旅館や商店
対岸にあった「吉香公園」は散歩するのに良い
対岸に出ると、そこは「吉香(きっこう)公園」がありました。岩国藩主だった吉川家の跡地で、散策できる観光地になっていました。
軽く歩いてみましたが、散歩にうってつけの場所です。個人的に金木犀とメタセコイアの立木がよかったです。
あとは、橋を渡ってすぐにある「佐々木屋小次郎商店」なるソフトクリーム屋に行列ができていました。
↓めっちゃ種類ある。
普通に美味しいソフトクリームでした。
渡ってみた感想(復路)、どこから撮っても絵になる
錦帯橋を歩いて戻るとき、特にやることもないのでスマホで写真を撮ってました。
何枚か撮って気づきましたが、テキトーにとっても目を引く写真になります。
いわば錦帯橋は「どこからどんなふうに撮っても絵になる」んじゃないかと。これってけっこうすごいことだと思う。
・・・
以上、錦帯橋を渡ってみた感想でした。
全体の実感としては、想像の1.5倍くらい良かった。渡って損はないと思います。
【錦帯橋】
・山口県岩国市岩国
・入橋料金:300円(中学生以上)
・橋は何度か張りかえられていて、現在の錦帯橋は2001年に3年がかりで張りかえられたものです。