ヒノキの間伐材で「チェーンソーケース」をつくったことと、フジモックフェス2017の感想

レーザーカッター

フジモックフェス2017という半年間ほどのイベントに参加していました。

簡単に説明すると、「人工林での間伐作業をへて、自分で間伐材をつかって作品をつくる」までの体験プログラム。

(が、簡単に言ってしまうとフェスの多くのものを取りこぼしてしまいそうなので、詳細は以前に書いた記事にまとめています。)

富士の間伐材からアイデアを形にする、FUJIMOCK FES 2017に参加してきました。:note

 

ここで僕はヒノキからチェーンソーケースをつくりました。

 

チェーンソーケースをつくった理由

ヒノキの間伐材から何をつくろうか考えたとき「山仕事の道具の中で何かつくれないか?」と考えました。

真っ先に思い浮かんだのはクサビ

いまはプラスチック製が主流ですが、昔は樫など固い木でつくられていました。

けれど木を切り倒すための道具は当然ながら、その木より剛性がないと役に立ちません。

素材であるヒノキはめちゃくちゃ固いわけでもないし、ハンマーで打ったらすぐボロボロになりそう。

なのでクサビは却下。

 

何かないか悩んでいたところ「チェーンソーの刃の収納ケース」を自作している人のブログ記事を思い出しました。

林業体験した初心者がチェーンソーグッズをコツコツ揃えてみた

(記事内容は以前より大幅にリライト・加筆されています)

これをヒノキの一枚板でつくれたら面白そうだと思い、つくってみました。

 

つくり方は全員Fabbleでシェアしています

つくり方の細かいプロセスは、Fabble(ファブル)というウェサービスで公開しています。

ヒノキでつくるチェーンソーケース:Fabble

ここはものづくりのプラットフォーム的なサイトで、工程の記録や、それを公開してレシピをシェアすることができます。

ちなみにフジモックフェスの参加者は全員Fabbleで公開し、これをもとにプレゼンを行いました。

下記が今年の参加者の作品とFabbleリンクです。

みなさんめっちゃくちゃ個性的で面白く、しかもこれらは同じ1本(正確には2本)のヒノキからできています。

なので作品同士は、いわば家族です。

つくってみての感想

作品づくりをとおして感じたことは、シンプルに下記の2つでした。

  • ものを自分でつくる面白さ
  • 木の暖かみと美しさ

つくる工程は本当に楽しく、ヒノキはもう磨けば磨くほどきれいに、美しい木目があらわになって、いつまでも飽きずに磨けそうでした。

林業で木を切っていても気づけないような、木の暖かみと美しさを知ることができました。

 

森で切り捨てられてしまう(ことも多々ある)間伐材が、多くの時間をかけて形を成し、少なくとも誰かの心のなかに残るものになる。

完全に主観的なものの見方ですし、使われた木も限りなくわずかです。

けれど「自分でつくる」というのは消費活動から逃れる唯一の方法です(自分がブログを書く行為もそのひとつ)。

それをフジモックフェスでは材料調達から行い、人工林といういろんな問題を抱えた森に足を踏み入れ、試行錯誤しながら自分で木をつくりたいものに加工していく。

そこでは普段見れないものが見れ、普段考えないことを考えました。

少なくとも僕は、あの森にサーフボードが生えているなんて思いもしませんでした。

 

フジモックフェス、とても楽しかったです。

おしまい。

 

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