正月、地元である岡山県に帰省しました。
久しぶりに友達や家族と話したり、ローカルなTV番組を見たりすると、「おやっ?」と感じることがありました。
それは岡山弁、つまり「方言」です。
久しぶりに聞いたり使ったりするとなんか新鮮です。
今住んでいる島根県の津和野地域と岡山県。ともに同じ中国地方です。
けれど方言はそこそこ違うなーというのを改めて実感しました。
日常的に耳にする印象的な方言。
津和野・岡山県それぞれ3つずつピックアップしてみます。
津和野地域の方言3つ
![](https://keixx.net/wp-content/uploads/2018/01/IMG_20171105_085605-1024x576.jpg)
「はなえる」
「はなえる」…?。
初めて聞いたとき、まったく意味がわかりませんでした。
これはだいたい下記の意味です。
・段取りする
・準備する
・用意する
「こしらえる」という言葉の津和野バージョン、だと僕は認識しています。
ちょっと違うニュアンスで、例えば未婚の男性に対して
「奥さんはなえてもらわんとなー」みたいな感じでも使われます。
「ぶち」
ぶち…。聞けばなんとなくわかる。
濁音が入っているので岡山弁っぽいですが、岡山では聞いたことがありません。
量や程度を表す表現として、下記の言葉に近いと思います。
・とても
・めちゃくちゃ
・かなり
・非常に
用法として、例えば僕はけっこうな量を食べるので
「がっちょさん、ぶち食うからなー」
とか言われます。使いやすい言葉ですね。
「やれん」
やれん…。
これはかなり微妙な表現ですが、頻繁に耳にします。
簡単にいえば否定的な表現として、下記の意味を含んでいると思います。
・できない
・無理
・大変
・しんどい
僕の印象としては、もう少し広義の意味を含んでいるはずですが、うまく言語化できません。
冗談っぽく使うことも多い気がします。
「やれんからなー 笑」みたいな。
岡山県の方言3つ
![](https://keixx.net/wp-content/uploads/2018/01/IMG_20170310_131636-1024x576.jpg)
「じゃ」
岡山弁はとにかく濁音「じゃ」を使います。
「だ」が「じゃ」になります。
・じゃから(〜だから)
・じゃけえ(〜だから)
・じゃろう(〜だろう)
・じゃったら(〜だったら)
・じゃけど(〜だけど)
・じゃし(〜だし)
「岡山弁は汚い(もしくは恐い)」といわれる所以?です 笑
広島県のほうもたぶん同じだった気がします(例えば Perfume の3人の会話を聞いていると同じだなーと思います)
「なんしょん?」
これ、久々に聞いて笑ってしまいましたが、僕ももちろん使います。
「なんしょん?」という疑問文。これはつまり、
何してるの?
という意味です。
友達に電話して「今なんしょん?」みたいな感じ。
なんか、発音してみるとおもろい。
「でえれえ・ぼっけえ・もんげえ」
これは岡山弁として有名な言葉。
先に津和野の方言で挙げた「ぶち」と同じで、
・とても
・かなり
・非常に
・めちゃくちゃ
という、量や程度を表す言葉。3つとも同じ意味です
僕も大人になって知りましたが、これらは実は「3段活用」とのこと。
①から順に程度が強調されるらしいです。
①でえれえ
②ぼっけえ
③もんげえ
ちなみに僕は「もんげえ」は使ったことがありません。
「でえれえ」「ぼっけえ」は子供のころよく使っていました。今もたまーに使います。
・・・
以上、印象的な方言をいくつかピックアップしてみました。
僕自身、大人になるにつれて方言はだんだん使わなくなりましたが、地元に戻ればやっぱり出ます。
津和野にいればそのうち「ぶち寒い」とか言ってそうな気もします。
「津和野の冬はぶち寒いけー、薪ストーブはなえんとやれん!」みたいな 笑
おしまい!