石を切って刃こぼれしたソーチェーンは、目立てにうってつけの練習教材だと思えばいい。

チェーンソー

チェーンソーを操作していて、ミスって石や地面を切ってしまう。

そうやって刃こぼれしたソーチェーンは、もうまったく信じられないくらい切れません

しかもこの切れ味を取り戻すには、研ぎ直す目立てがめちゃくちゃ大変です。

何が大変かひとことでいうと削る量が多くて結果的に大変なのです。

 

裏を返せばとてもいい目立ての練習教材になります。

先日やってしまったソーチェーン(21BPX68E)の目立てを例に説明します。

 

傷んだ部分を削り落とすのが大変

石や金属を切ってしまうと、カッターの刃先が大きく欠けていたり、広範囲でメッキが剥がれたりしています。

↓メッキが剥がれたカッター

先日やってしまったこれは、右カッターすべてメッキが剥がれ、刃先もボロボロの状態でした。

もう最悪。

なのですべての右カッター(この場合34個)を1mm以上削り、剥がれてしまった部分をすべて落としました。

これだけでも一苦労です。

 

刃の長さをそろえるのが大変

傷んだ部分を削っただけでは、カッターの長さがバラバラです。

なのでいちばん短いカッターの長さに合わせて、すべてのカッター(この場合67個)の長さをそろえていきます。

数が多くてしかも長さを測りながらの作業になるので、これもかなり大変。

 

デプスを確認するのが大変

刃先を大きく削ったなら、デプスも確認が必要です。

カッターの刃先がデプスより低くなっていたら、まったく切れないので。

すべてのカッターの個数(この場合68個)分をデプスゲージを当ててチェックしないといけないので、これも時間がかかります。

 

目立て角度を出すのが大変

傷んだ部分をガシガシ削り落としていくと、丸ヤスリが収まるスペースがいびつになってきます。

横方向ばかりに削れていて、下方向があまり削れていない、というパターンが僕は多い。

その場合は丸ヤスリが、径の1/5より大きくカッターの上からはみ出してしまいます。

そうなるときちんとした横刃の目立て角度が出ないので、様子を見ながら修正が必要です。

なのでこれも地味に面倒。

 

「いい練習教材」だと思うこと

このソーチェーンを目立てするのに1時間くらいかかりました。

刃先もかなり短くなるし、ヤスリも消耗するし、時間も体力もかかる、まさにマイナスのスパイラル。

けれど過酷な目立て作業は、見方をかえれば良い練習教材です。

こういう状態のソーチェーンをしっかり何本も目立てすれば、自ずとスキルアップするのではないかと。

(そういう前向きな感じで目立てしないとやってられないかも)

 

・・・

目立てはチェーンソーのメンテナンスの中でもっとも重要なものです。

なので石を切って刃こぼれしたときは、「いい練習教材ができた!」と思うようにします。

(舌打ちはするけど)

 

おしまい。

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