切り倒した木を適当な長さに小切るとき、「ロガーテープ」が活躍します。
ロガーテープは林業用の巻き尺のこと。
これをつかえば、長い木を効率よく採寸できます。
(僕がつかっているのはオレゴンの15mロガーテープです)
林業用の巻き尺「ロガーテープ」は丸太の採寸に超便利
ロガーテープの最大の特徴は、巻き尺の先端がフックになっていること。
ロガーテープを腰にぶら下げて、フックを木の端っこに差し込んで、そこから巻き尺を伸ばしていきます。
チェーンソーで枝払いしながら同時に採寸できるので、効率的に作業できます。
目的の長さまで伸ばしたら、そこにチェーンソーやノコギリで印をつけます。
そしてそのままロガーテープが続くかぎり、先端を付け替えずに続けて採寸できます。
たとえば4m・4m・4m、3m・4m・4mなんかの組み合わせで採寸できます。
(巻き尺の長さは最大15m、20mの2種類あります)
ロガーテープで採寸が終わったら自動で収納
先端のフックは3段階に角度が変わるようになっています。
巻き尺を軽く引っ張ればフックが解放されます。
なので採寸が終わったらかるく巻き尺を引っ張れば、するすると自動で収納されます。
これもめちゃくちゃ便利。
欠点①:短尺モノや精密な採寸には不向き
巻き尺の目盛りは1cm刻みです。
数字の表記は10cm刻み。50cm未満は表記がありません。
ちなみに目盛りのスタートの基準は、フックが刺さっているところがゼロになります。けっこうアバウト。
なので、
- 50cm未満で測りたい
- 精密に長さを測りたい
なんかの場合、ロガーテープはあまり役に立ちません。
欠点②:値段が高い
結構いい値段します。
僕が使っているオレゴンの15mロガーテープは5000円〜7000円くらいします。
欠点③:重い
慣れてくればそこまで気になりませんが、腰にぶら下げるとけっこうな重量感があります。
商品説明を見ると、重さは558gもあります。
欠点④:ヘビーに使っていると壊れる
1年半くらいの使用で3箇所ほどトラブルがありました。
トラブル1:フックの紛失
山の中で使っていると、フックはいろんなところに引っかかります。
強固に引っかかったとき、無理に引っ張るとフックの接続部分が外れて紛失しました。
なので収納するときは無理に引っ張らないこと。
フックとテープのつなぎ目はとくに外れやすいので、あらかじめ針金を巻いて補強するのがおすすめです。
トラブル2:巻き尺のつなぎ目の破断
50cm部分のところにつなぎ目があります。ここが切れました。
金属でかしめてある部分なので、針金でつなぎ直して防水テープを巻いて修理しました。
ただし、壊れてもロガーテープは交換テープが販売されています。
先端のフックは300円程度で買えるので、予備を持っておくくらいがいいかも。
トラブル3:本体のネジの紛失
本体を固定しているネジは、つかっていると緩んで取れます。
海外製品なのでネジの規格もホームセンターで売ってるものと若干違ったりします。
たまに締めなおしておかないと、取れて紛失するので要注意です。
まとめ:丸太の採寸には最高
欠点をいろいろ挙げましたが、丸太を採寸するには最高だと思います。
枝払いしながら同時に採寸できるので、まさに一石二鳥な感じ。
長尺の丸太を測ることがあるなら、持っていて損はない道具です。
追記:ハスクバーナのロガーテープも使ってみました、おすすめです。
おしまい!